小島 道一
日本貿易振興機構
アジア経済研究所
上席主任調査研究員
一般財団法人J-EPSリサイクリング協会の設立、おめでとうございます。
日本では、発泡スチロールのリサイクルが40年以上前から始まり、全国に広がっていますが、日本以外の多くの国では、発泡スチロールのリサイクルが進んでいません。
国連環境計画がまとめた『使い捨てプラスチック:持続可能性にむけたロードマップ』(Single-Use Plastics:A Roadmap for Sustainability)では、発泡スチロールをリサイクルする工場に運ぶのにコストがかかるため、リサイクルが進まないとしています。
発泡スチロールを禁止する国や地域も少なくありません。
一方、日本では、発泡スチロールの容積を小さくして、輸送コストを抑えることで、リサイクルが進んできました。
日本での経験を、海外にも伝え、発泡スチロールのリサイクルを広く海外でも進められるように、取り組まれることを期待しています。
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